登録不要・商用利用可

卒業論文発表2021

インターネット上の疫学研究フィールドとしての食品画像サイト「そざい屋さん」の実際と可能性

発表(発表時間7分 質疑応答3分)

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

ネット上の疫学研究フィールドとしての食品画像サイト「そざい屋さん」の実際と可能性について報告します。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

まずは目的です。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

そざい屋さんの運営目的は2つあります。食に携わる者に利用してもらうことと、Web調査を行うことです。Web調査は、食に携わる者の悩みやニーズを把握し、研究に役立てるために行います。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

次に本研究の2つの目的についてです。1つめは食に携わる者に利用されることを想定しているがどのような利用者がいるのか不明であるため、利用者の実態把握を行うことです。2つめはサイト内でWeb調査を行いたいが実際にできるか不明であるため、そざい屋さんにおけるWeb調査の実現可能性を探ることです。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

目的一つ目では、そざい屋さんがターゲットとする管理栄養士などの食に携わる者に利用されているのかを調査しました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

目的二つ目では、今後さらに踏み込んだ調査を行うために、今回はプレテストを行いました。Web調査のシステムに不具合はないかの動作確認と統計解析を行えるだけのサンプル数の確保が可能かを調査しました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

次に方法について説明します。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

調査の対象者は16歳以上、期間は10月1日から10月31日までの31日間としました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

調査内容は、目的一つ目、利用者の実態把握では年齢、職業、利用目的を、目的二つ目、Web調査の実現可能性を探るではユーザー数、アンケート表示回数、回答数を調査しました。まず、目的一つ目の職業について説明します。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

職業は栄養士・管理栄養士、栄養士・管理栄養士を目指す学生、その他の医療従事者、デザイナー、その他の5択で調査を行いました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

利用目的は教育媒体、スライドやパンフレットの挿絵、閲覧のみ、その他デザイン制作、SNSの5つの項目について調査を行いました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

目的二つ目、Web調査の実現可能性を探るために、ユーザー数はアクセス解析ツールのグーグルアナリティクス、アンケート表示回数はサイト運営ソフトのワードプレス、回答数はアンケート作成ツールのグーグルフォームを用いて調査しました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

アンケートの実施方法について説明します。まず、調査対象者は各端末からそざい屋さんのサイトにアクセスします。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

こちらがトップページです。各ページのリンクや食品画像一覧が掲載されています。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

次にカテゴリのページに進みます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

カテゴリから食品を選択すると、画像一覧ページに進みます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

そこから画像を選択するとダウンロード画面が表示されます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

ダウンロードページでアンケート画面が表示されます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

アンケート画面表示には2つのルールがあります。ひとつめは、ダウンロード画面を開いてから3秒後に表示されることです。2つめはクッキーというインターネットのシステムにより、同じ端末では調査期間中は再度表示されないことです。これにより端末の区別が可能となります。しかし、同一人物が異なる端末からアクセスした場合の区別は不可能であるため、個人の区別は不可能となります。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

まずは目的一つ目、そざい屋さん利用者の実態把握の結果について報告します。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

回答者の年代は20代が35%と最も多く、10代から50代まで幅広い世代に利用者がいました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

回答者の職業は栄養士・管理栄養士が64%、栄養士・管理栄養士を目指す学生が16%で、合わせて食に携わる者の割合が80%でした。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

回答者の利用目的は教育媒体68.0%、スライドやパンフレットの挿絵52.0%と、多くの人が栄養教育目的で利用していました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

目的二つ目、そざい屋さんのWeb調査の実現可能性を探るについてです。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

31日間の調査期間中のユーザー数は1089人、アンケート表示回数は720回、回答数は75件でした。アンケート表示回数と回答数から、回答率は10.4%と算出しました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

結果を踏まえて、考察です。目的一つ目、利用者の実態把握についてです。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

そざい屋さん利用者は20代が35%、食に携わる者が80%と最も多く、教育媒体として利用されることが多かったです。これらの結果から、そざい屋さんはターゲットである食に携わる者に届いており、私たちが想定している利用方法であったと考えられます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

次に目的二つ目、そざい屋さんのWeb調査の実現可能性を探るについてです。今回の調査から得られた、1か月間の回答率10.4%、回答数75件という結果について考察します。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

今回のそざい屋さんの調査結果と比較するため、先行研究のレビューを行いました。Web調査にはだれでも回答できるオープンタイプと登録者のみが回答できるクローズタイプがあります。そざい屋さんはオープンタイプに当てはまります。先行研究の結果から、オープンタイプの平均回答率は1.2%、クローズタイプの平均回答率は19.8%となりました。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

先行研究の結果であるオープンタイプの平均回答率1.2%と比較し、今回そざい屋さんで行った調査の回答率10.4%という数値はWeb調査を行うために十分な回答率が得られたと考えられます。また、一か月間の回答数75件という結果においても、統計解析に十分なサンプル数の確保が可能であることが考えられます。

卒業論文発表2021|商用可フリー画像・背景透過

以上より、そざい屋さんは食に携わる者に利用されており、そざい屋さんにおいてWeb調査は実現可能な段階に来ています。今後はさらに踏み込んだ内容の調査を行い、利用者の悩みやニーズの把握に役立てていきます。

ご清聴ありがとうございました。

質疑応答

対象を16歳以上にした理由は?

「個人としての同意能力がある」と判断されるのが16歳以上であるため、今後の調査では16歳以上という制限を設けました。

調査期間を31日間にした理由は?

今回はプレテストであるため、調査期間を調査を行うための現実的な期間である1か月に設定しました。1か月間での回答率を求めることで、今後の調査の際に、求めている回答数を得るための調査期間の設定も行うことが出来ます。

なぜアンケート表示が3秒後なのか?

ダウンロード画面を開いた瞬間にアンケートが表示されてしまうと、閲覧の邪魔になってしまうためです。また、しっかりとダウンロードページを見る際に3秒~5秒程度かかるため、そのページに何が書いてあるか見えたくらいの段階でアンケート画面が表示されるようにしました。

同じ端末で表示されなくするのはなぜ?

インターネット調査のデメリットでもある、同一人物による2重回答を少なくし、調査結果の精度を上げるために同一端末での表示を制限しました。

統計解析に十分なサンプル数の確保とはどういうこと?

一例として、パラメトリック検定を行う際に推奨されるサンプル数が1群30名×2=60名であるため、今回の1ヶ月で75件という結果は検定が可能な数値と言えます。もちろん目的により必要なサンプル数は異なるため、今回得られた回答率もとにサンプル数確保に必要な調査期間を算出することができます。

運営費用から見た研究フィールドとしてのコストパフォーマンスはどうですか?

運営費としては、サーバー費用等で年間15,000円かかります。また食品画像1枚当たりの食材費(消耗品含む)はおおよそ100~150円となります。サイトとのデザイン・編集や広報媒体の作成はすべて研究室で行っているので費用は掛かりません。毎年500枚の食品画像を新規掲載すると運営費用は10万円弱となります。ネットリサーチの会社に調査を依頼すると100万円以上必要な場合もあり、ある程度のコストパフォーマンスがあると考えます。広報活動によりユーザーが増えればさらにコストパフォーマンスが高くなると言えます。もちろん、Web調査は運営目的の1つに過ぎず、食に携わる人の役に立つことも大きな目的なので、コストパフォーマンスでは測れない価値があると考えています。

情報公開について

利用規約の7)研究結果の利用方法・公表方法「本研究の結果は学会や学術雑誌への投稿、本サイトの利便性の向上、関連機関や個人への情報提供に利用されます。」に基づき、研究情報を公開しています。

同じカテゴリーの写真素材