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お米の魅力
お米の消費量は年々減少を続けており、平成12年度の国民1人当たりの米の消費量は64.6kgとピーク時（昭和37年度）の約55％になっています。それでも国民1人当たりの*供給熱量の約24％はお米から供給されており重要な食料の一つといえます。
お米は体のエネルギー源となる77％の炭水化物と7％のたんぱく質が主な栄養素ですが、この他にもビタミン類、ミネラル、食物繊維が含まれています。中でも、たんぱく質は牛肉と同じくらい質が良く、体に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれています。私たちは1日に必要とするたんぱく質の23.4％をお米から取っています。
＊国民に対して供給される総熱量
お米で美肌＆ダイエット
お米に含まれている食物繊維は便秘を防いで大腸をきれいに掃除する役目があります。また、お肌の健康にかかせないビタミンB1、B2、Eなども含まれているので、健康的なお肌美人になれるというわけです。
「ごはんを食べると太る」と思っている人もいるようですが、ごはんのカロリーは他の食品と比較しても決して高くありません。ごはん一杯のカロリーは160kcalと6枚切り食パン1枚と同等で、ショートケーキの約半分、インスタントラーメンの約1/3です。そのうえ、ゆっくりと消化されるため脂肪として蓄積されにくく、太りにくい食べ物といえます。
糖質制限ダイエットなどではまっさきに「食べちゃダメ」といわれるお米ですが、食べ方の工夫しだいでお米による脂肪がつくのを抑えることができるんです。そもそも、お米が太りやすいといわれるのは、食後血糖値が急激に上がり、脂肪を結合させるインスリンが多く分泌されるからです。
しかし、ちょっとした工夫でこの上昇は抑えられます。それは炊く時に水分を少なめにして、固めご飯にすることです。他には、炊き立てのごはんよりも冷めたごはんを選ぶことで同様の効果があります。
このようにお米を食べることによって、お米のでんぷんが消化しづらいものになるため、血糖値の上昇をゆるやかにします。 また、消化にカロリーを使うので太りにくくなるのです。
