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じゃがいもは皮ごと茹でればビタミンを9割キープ
熱でも比較的変質しにくい特徴を持つ、じゃがいものビタミンC。ただし、皮をむいたり、細かく切って火にかけたりすると、4～5割のビタミンは失われます。そのため、じゃがいもは皮ごと茹でることによって、ビタミンCを保ったまま加熱することができます。
皮には実よりも鉄分やカルシウムが豊富なので、他の調理でも皮つきがおすすめです。例えば、むくみを予防するカリウム、肌や血管など体の酸化を防ぐポリフェノール「クロロゲン酸」なども皮ごと茹でることで流出や変質を防ぐことができます。皮にはじゃがいもの栄養分の約20％が含まれているのです。
ビタミンＣはフルーツなどに含まれるイメージですが、実はじゃがいもにも多く含まれています。 じゃがいもに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られていて酸素や水に触れないため、熱に強く壊れにくいという特徴があります。 抗酸化作用（アンチエイジング）のある「クロロゲン酸」は皮に近い部分ほど量が多いので皮のむきすぎには注意が必要です。皮つきのまま食べて、若々しい肌を目指しましょう！
じゃがいもは電子レンジで加熱するよりも、茹でた方がよりほくほくになります。じゃがバターなどはぜひ茹でて調理してみて下さい。料理によって調理方法を変えるとより一層食材が美味しくなります。
じゃがいもは「チルド室保存」で2倍の糖度にしよう
じゃがいもといえば常温保存が定番ですが、チルド室保存がおすすめです。その秘密はビタミンCなどを守るでんぷんの働きにあります。 寒い環境では0℃に近づくとじゃがいも自身が凍ってしまわないよう、内部のでんぷんを分解して糖をつくります。 0℃の環境は家庭の冷蔵庫ならばチルド室の温度がぴったりです。2週間のチルド室保存で甘みは約2倍になります。劣化を防ぐ上に甘みもアップするのでお得です！
じゃがいもの主成分はでんぷんであり、食べると満腹感を得やすく、腸内環境も改善してくれるのでダイエットにも最適です。糖度が上がると満足度も上がるので、ご飯やパンなどの炭水化物を控えたい場合にも最適。でんぷんが粘着質になってねっとりとした食感になるため、煮込み料理などに使うとよりおいしくなります。
